最近、人生を変えたいなという気持ちがあって、5ちゃんねるで人生を変えた本を教えてくれというようなスレが検索したらヒットした。
その中にあった「人間とは何か」という本をKindleでサンプルだけどダウンロードしてみた。
そこには、簡単に言うと、人間は外からの力で動いているのであって、その人自身が創造しているものはなにもないということだった。心はただ外からの力によって動き、人間はそれにそって動く機械なのだと。
いままで色々学んできて、人生は自分の力で成り立ってるわけではない、周りの人のおかげで成り立ってる、人生はシナリオ通り、反応しない練習、自分はいない、など色んな言葉があったが、どうもピンとこなかった。
それら全てをいま納得した訳じゃないけど、なんとなく繋がった。
心は外側に反応して動き、それに反応するように行動する。反応は仕方ないものだし、すべての人は外の力に反応しているだけだから自分にとって悪くみえる行動も言動も仕方ない。また、その悪くみえる行動や言動に反応する自分の心も仕方ない。人生に自分が介在する余地はどこにもない。自分は生きていると思っていたが、その生きているという主体的な感覚すら本当はなかった。
そんな考えがめぐった。
この考えていることさえ、ただ外側の力によって産み出されているのだろうか。
そうはいっても、自分が動いているという主体的な感覚は消えないけど、世界の仕組みが少しかいまみえた気がした。