新 ギャンブル依存症克服物語①

父親はアルコール依存症だった。

小さい頃にぼくと兄は殴られてたらしい。

ぼくは覚えてなかったけど

兄は覚えてたかもしれない。

 

小学生の頃は、よく兄と喧嘩した。

喧嘩といっても、ぼくが一方的に殴られるだけだったけど。

 

兄が強い技見つけたって言って、ひたすらかかと落としをしてきたことがあった。

まるでゲーム感覚だ。

人は殴っていいと本気で思ってたらしい。

 

そんな日々に耐えられなくなったぼくは、

ちょっと兄を脅かす気持ちで、刃物を手に取った。

本気でやるつもりはなかったが、本心はどうだったか子ども心にはわからない。

そんなぼくをみて、兄は逃げていった。

それからは、身体への暴力は無くなっていったと思う。

 

小学生の頃のぼくは、なにもせず、グータラして、学校から帰ってきたら、テレビをみながら、家のおかしを食べる。そんな子だった。

 

一度、野球のクラブに入りたいと、親にお願いしたことがあったが、親が夏休みとかクラブの手伝いに参加しなければならないからダメだと言われた。

ぼくもそんなに本気じゃなかったので、あきらめた。

 

小学三年生の頃には、仲の良い友達が2人できて、学校から習った知恵で、三人寄れば文殊の知恵と言っていた。

 

そんな三人組も詳細には覚えてないが、一人は喧嘩別れ、もう一人は自然と別れていきました。

 

そして、小学4年か5年生の時に、先ほどの喧嘩別れした友達一人とまた遊ぶことになりました。

その友達はぼくの家にきて、ゲームをはじめると、途中でぼくに噛みついてきました。どうやって追い払ったのかおぼえてないですが、友達は逃げていきました。

 

 

ギャンブル依存症克服体験談をもとに会話ベースで小説風に仕上げてみました。