ギャンブル依存症の治療の過程⑦二回目のグループホーム編

二回目の入院をすることになった僕ですが、二回目ということもあり治療プログラムにも慣れていました。


そして今回は世話人の竹本さんがグループホームでもう一回やり直そうといってくれていたので、


グループホームに入る前提で、三か月の入院プログラムを受けました。


そうやって何事もなく入院生活を終えた僕はグループホームに入ることができました。


グループホームも2回目だったので慣れた環境で日々を過ごしていました。


そうして2か月ぐらいたったところでグループホームに新しい人が入ってきました。


その人は県外からきた吉田さんという人でした。


第一印象はちょっと不気味でしたが、とくに僕は気にしていませんでした。


そして吉田さんが入居して数日が経ったある日僕は喫煙所で吉田さんにこんなことを言われました。


「お前、俺に逆らうなよ」


脅すような感じの言い方だったので僕は面食らいました。


その後も吉田さんはことあるごとに威圧てきな言い方で、周囲とも問題を起こしていきました。


そしてある入居者と吉田さんが言い争いになったときに、吉田さんはその入居者をグループホームから追い出そうとしました。


そのある入居者さんの妹さんが住まいがなくてグループホームに訪ねてきていたのですが、


吉田さんは、もともと問題を抱えていたその入居者と妹さんをグループホームから追い出してしまいました。


冬の寒い日に住まいのない二人を寒空のなか追い出すなんてむごい仕打ちだと思いました。


威圧的だった吉田さんに抵抗することもできず、騒ぎが収まった後にこそっと二人を探しにいきましたが、見つけることはできませんでした。


あまりにひどい仕打ちに僕は心が張り裂けそうで泣きました。


それからの僕はグループホームから逃げたいと思うようになりました。


ちょうどそのころ携帯を持ち始めていたので、僕はまた携帯ゲームにのめりこんでいきました。


一番最初のグループホームでは親にお金を管理してもらっていたのですが


今回は自分でお金を管理していました。なので自由にお金を使えて、その分携帯ゲームの課金に費やしていました。


そのうち携帯代も払えないし生活費も使い込んでいきました。


なんとかだましだましやっていたのですが、そのころには吉田さんがグループホーム内でものすごく発言権をもつようになり


最初は吉田さんと世話人の竹本さんが言い合ってたのですが、竹本さんもそれがいやになり、仕事を辞めてしまいました


頼れる人がいなくなった僕は逃げ場がなくなっていきました。


そのころにはリーダーをしていたのですが、吉田さんからの圧でほとほと嫌になり


病院のスタッフや主治医に相談して、携帯のこともあったのでグループホームを退去して入院することになりました。


これが三回目の入院です。。。続く


まとめ

ギャンブル依存症克服体験談【まとめ】 - ギャンブル依存症克服、彰悟のブログ

ギャンブル依存症克服体験談をもとに会話ベースで小説風に仕上げてみました。