そんなギャンブル漬けの高校生活をおくった僕ですが、高校卒業の時期になって、漠然と将来のやりたいこともなくかといって働くのはまだいやだと思っていました。
そんな中、ぼんやりと学校の図書館の先生って自由そうでいいなと思い、図書館司書の資格のとれる千葉の短大に行くことを決めました。地元は福岡県だったのですが、特になんの不安もありませんでした。
引っ越しも終わり学生生活がはじまると、短大ということもあり女子の多さにびっくりしました。男は十人もいない感じで、普段男友達と過ごしてきた僕にとっては、居づらい環境でした。
そして一番の壁だったのが、標準語の壁でなまっているのが恥ずかしくてなんとか標準語をはなそうとしたのですが、慣れずにあんまり人と話せませんでした。
そんなこともあり1ケ月もしないうちに大学にはいかなくなりました。隣の駅にあるスポーツジムとそこがおわったらパチンコ屋をめぐるという生活をしていきました。
そこのパチンコ屋でも運よく当たりが近い台を打つというハイエナと呼ばれる打ち方で稼げていました。
ただ誰も知らない土地でひたすらジムとパチンコ屋の往復にむなしくなったのか奨学金と親からの仕送りを食いつぶすこのままの生活では人生はダメになると思い、短大をやめることにしました。一年の前期でやめたので親には本当に無駄な出費をさせてしまいました。
やめた理由のうちの一つに、やっぱり高校時代の友達と騒いでいた時期が楽しかったってのがあり、そういう人生を過ごすにはどうしたらいいかと考えたところ、「お笑い芸人」になれば楽しく学生生活のように人生暮らしていけるのではないかという、短絡ですがそういう思いがあり、一念発起してお笑い芸人を目指そうとおもい、短大をやめました。
そういうことで、一度福岡に戻りはしますが、予定通りお笑い芸人を目指すべく単身、大阪に乗り込むのでした。。。続く
まとめ