ギャンブル依存症になるまで⑪放浪編

家をでて最初の助けてくれたのは麻雀仲間の金宮くんでした。 金宮君の家に泊まることになったのですが、金宮君のもとに僕の母親から電話が。

「彰悟をよろしくお願いします」 金宮君はよろしくっていうなら家を追い出すなよっていってくれたんですが、僕も正直そう思ったのを覚えています。

そっから何日かして、小中高と学校が一緒だった友達永口くん(仮名)に助けてもらいました。お前も大変やったなといって飯をおごってくれて、永口くんもパチンコが好きだったので、パチンコをおごりで打たせてもらいました。後日、永口くんにあのときの食事とパチンコ代といって二万ぐらい請求されましたが、助けてもらってる引け目からか素直にお金を渡しました。

そっから永口くんの車に泊めてもらったり、家に泊めてもらったりしました。その間もパチンコにいってたのですが、その時は今までで一番調子が良くて一週間で30万以上稼いで借金を返し、一人暮らしの資金も作ることができました。こうやってたまに窮地を救われることがあるからギャンブルのループから抜け出しにくくなるんだと思います。本当によくできたシステムですね。

そっから永口くんの知り合いの焼肉屋で働かしてもらうことになりました。そこには口の悪いヤンキー女がいて、仕事中にテンパんなとか休憩時間長いとかみんなで遊びに行くの断ったらノリが悪いとかぼろくそいわれて仕事がいやになりほっぽりだしてしまいました。

普段ほっぽりだしても謝りにはいかなかったのですが、永口くんから紹介してもらった手前もあって、後から謝りにいきました。当時この謝りにいくというのが本当に嫌でなん十件もほっぽりだしたなかで、この焼き肉屋と親に謝れと怒られていった二軒ぐらいしか謝りにいけませんでした。本当にやりっぱなしだった、自分のそういう行動の結果人生が苦しくなっていったんだと今でも思います。

依存症を克服するには、人生自体を見直して、生き方を変えないと同じ事を繰り返すだけだと思います。いまが生き方を変えれたかわからないですが、昔よりはましになったとおもっています。

そうして仕事にいかず引きこもっていた僕ですが、精神的にもおかしくなってからだが動かないと思い込んだ僕は救急車を呼びました。そして駆け付けた救急隊員は精神的な問題だと判断して僕の携帯から母親をよびだしました。母親が駆けつけて救急隊員が帰っていくなか、母親が救急隊員にしきりにすいませんでしたと謝るのをみて、自分は悪いことをしたんだなという罪悪感と苦しいのにわかってくれないという悲しさを感じていました。。。続く

まとめ

ギャンブル依存症克服体験談【まとめ】 - ギャンブル依存症克服、彰悟のブログ

ギャンブル依存症克服体験談をもとに会話ベースで小説風に仕上げてみました。