依存症になったかたは、自分がどうして依存症になったのか、なにが原因なのか、そしてどうやったら解決できるのかを考えている人も多いでしょう。
本記事ではそう悩んでいる依存症者の方へのヒントになれば幸いです。
依存症の原因がわかれば、いくらかホッとして心も楽になるでしょう。そして原因が分かったことにより、生きやすくなるための解決への道も見えてきます。
僕が実際にギャンブル依存症になり、そしてその治療の過程の5年間での経験から原因と解決策を書いていきたいと思います。
■依存症になる原因はこれだ
□1-1.満たされてない心の穴がある
僕はいままで生きてきてどうしようもなく心の中にぽかんと穴があいた感覚でいきていました。依存症者の方でも思い当たる節がある人もいるのではないでしょうか。 そのぽかんと空いた穴はどんなにギャンブルをしようと埋まることはありませんでした。満たされない気持ちがずっと続いていました。
□1-2.穴があいている理由
あなたの心の中に穴があいている理由は、押さえ込んだ感情と普段のあなたの感情にすきまがあるからです。その隙間にいくら刺激を詰め込んで満たそうとしても満たされません。押さえ込んだ感情を取り戻すしかありません。それは多くの場合、過去に受けた悲しみや怒りの感情だったりします。依存していく過程でたくだんの嫌な思いをして心の穴がどんどん広がっていくケースも少なくありません。また、依存症者の話を聞く限り、幼少期に大変な思いを育った人も多くいました。
□1-3.感情を取り戻すためにできること
・過去を洗い出す
あなたの幼少期からの思い出を少しづつでいいので嫌なこともよかったこともノートに書きだしてみてください。埋もれた感情がわいてきます。わいてくること自体にも意味があるのでただ湧き上がった感情を感じてみてください。
・イメージセラピーをしてみる
ゲシュタルト療法というのをしている原田成志さんというかたがいます。依存症関連の本はだいぶよんできましたが、この人の本が一番核心をついている気がしました。その方が怒りについてとイメージセラピーについての動画をあげているのでリンクを貼っておきます。
うつについてですが依存症にも応用できます
うつを治すゲシュタルト療法。怒りをエネルギーに変える。 - YouTube
イメージセラピー(ほかにも10種類くらいあげてらっしゃいます)
「私を救うイメージセラピー」自分をいじめるには - YouTube
これらのことを経て、自分と失われた感情との統合ができるようになったら、いままでの満たされなさや生きづらさ、孤独感なども減っていきます。そうすればまた依存物に頼る可能性もだいぶ低くなってきます。なにより依存症者の方には自分をとりもどしていきいきとした人生をおくってもらいたいとおもってます。
読んでいただきありがとうございました。